こんにちは、サイト管理人です。
「親から相続したけど、遠方で管理できない空き家…どうしよう。」
「解体した方が高く売れるって聞くけど、費用が数百万もかかるなんて…。」
「かといって、このまま放置して近所に迷惑をかけるわけにもいかないし…。」
うーん、これはどう説明したらいいか…本当に、頭の痛い問題ですよね。
私も以前、親戚の空き家問題で相談に乗ったことがあるんですが、解体費用、固定資産税、売却の手間…考えることが多すぎて、正直うんざりしてしまいました。
でも、安心してください。
この記事を読めば、あなたのその空き家が「お荷物」から「資産」に変わる道筋が、きっと見えてくるはずです。
解体して更地で売るべきか、手間をかけずにそのまま買い取ってもらうべきか、それぞれのメリット・デメリットから、あなたにピッタリの選択肢を一緒に見つけていきましょう。
もう一人で悩む必要はありません。
この記事で分かること
- 空き家を「解体すべきか」「そのまま売るべきか」の判断基準が分かる
- 解体する場合の費用相場と内訳が理解できる
- 解体するメリットと、固定資産税が上がるなどのデメリットを知れる
- 費用をかけずに済む「専門業者による買取」の仕組みが分かる
- 買取業者に依頼するメリットと、優良な業者の選び方が学べる
- 解体費用に使える補助金や助成金制度について知れる
- 再建築不可物件など、特殊なケースでの対応方法が分かる
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空き家の買取と解体、どちらが最適?プロが教える判断基準
◆この章のポイント◆
- 「解体して更地売却」が向いているケース
- 「古家付き土地として売却」が向いているケース
- 「専門業者による買取」という第三の選択肢
さて、いきなり核心に迫りますが、「空き家の買取と解体、結局どっちがいいの?」という問いに対する唯一絶対の正解はありません。
なぜなら、答えはあなたの空き家の「状態」や「立地」、そして「あなた自身の状況」によって大きく変わるからです。
これは料理で言えば、「この食材、焼くべき?煮るべき?」と聞かれているようなもの。
新鮮な魚なら刺し身が一番美味しいかもしれないし、少し古くなったら煮付けにした方が良いかもしれませんよね。
それと同じで、物件ごとの個性を見極めることが何より大切なんです。
この章では、あなたの空き家がどのタイプに当てはまるのか、具体的な判断基準を3つのパターンに分けて詳しく見ていきましょう。
それぞれのケースを理解することで、あなたが取るべき最善の道がきっと見えてくるはずです。
「解体して更地売却」が向いているケース
まず考えたいのが、建物を壊して「更地」として売却するパターンです。
これは、建物自体に価値がほとんどなく、むしろ存在することがマイナスになっている場合に有効な手段と言えます。
例えば、雨漏りがひどかったり、シロアリの被害で柱がボロボロだったりするケースですね。
正直なところ、そんな状態の家を「リフォームして住みたい!」なんて思う人は、なかなかいませんよね。
内覧に来た人も、建物の欠陥ばかりに目が行ってしまい、土地本来の魅力に気づいてくれない可能性が高いです。
また、駅近だったり、人気の住宅街だったり、とにかく土地の立地条件が非常に良い場合も、解体が有利に働くことがあります。
なぜなら、購入希望者の多くは「この土地に、自分たちの好きなデザインで新築の家を建てたい」と考えているからです。
古い家が残っていると、彼らにとっては解体費用という余計なコストと手間がかかるだけ。
最初から更地になっていれば、土地の広さや形も分かりやすく、すぐに家づくりの計画を始められるため、売却がスムーズに進むことが多いのです。
「古家付き土地として売却」が向いているケース
次に、あえて解体せずに「古家付き土地」として、そのままの状態で売却するケースを見てみましょう。
「え、ボロい家でも売れるの?」と思うかもしれませんが、意外とこれが最適な場合もあるんです。
一番の理由は、なんといっても解体費用がかからないこと。
数百万円にもなる解体費用を捻出するのが難しい…という方にとっては、非常に大きなメリットです。
また、建物がまだ十分に使える状態、例えば少しリフォームすれば快適に住めるような状態であれば、話は別です。
最近は新築よりも中古物件を購入して、自分好みにリノベーションしたいという需要も増えていますからね。
それに、建物を残しておくことで、土地にかかる固定資産税の軽減措置が継続されるという、税金面でのメリットも見逃せません。
更地にしてしまうとこの優遇がなくなるため、売れるまでの間の税金が最大で6倍に跳ね上がってしまう可能性があるのです。
売却に時間がかかりそうな場合は、解体しない方が金銭的な負担を抑えられるかもしれません。
「専門業者による買取」という第三の選択肢
「解体するお金はないし、かといって古家付きで売れる自信もない…」
もしあなたがそうお考えなら、この第三の選択肢が救世主になるかもしれません。
それが、不動産会社に直接「買い取ってもらう」という方法です。
これは、一般の買い手を探す「仲介」とは異なり、不動産会社が自ら買主となって、現状のままあなたの空き家を買い取ってくれるサービスです。
最大のメリットは、とにかくスピードが速く、手間がかからないこと。
買主を探す必要がないので、査定から現金化まで数週間で完了することも珍しくありません。
さらに、建物に不具合があっても、「契約不適合責任」という売主の面倒な責任を免除してくれるケースがほとんどです。
つまり、「売った後に雨漏りが見つかって、修理費用を請求された!」なんていうトラブルの心配がないんです。
もちろん、買取価格は市場価格よりも低くなる傾向がありますが、解体費用や売れ残るリスク、手間を考えれば、結果的に「買取の方が得だった」というケースは非常に多いんですよ。
ここだけの話ですが…面倒な手続きが嫌いな私みたいなタイプには、正直これが一番合っている気がします。
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空き家の買取と解体の前に知るべき基礎知識とは?
◆この章のポイント◆
- 空き家を放置するリスクとは?
- 「特定空き家」に指定されるとどうなる?
- 解体費用の相場と内訳
空き家の具体的な処分方法を考える前に、ちょっと立ち止まって、知っておかなければならないことがあります。
それは、空き家に関する基本的な知識、特に「放置した場合のリスク」と「解体にかかる費用」についてです。
「まあ、そのうち考えればいいや」なんて先延ばしにしていると、ある日突然、予想もしなかった大きな問題に発展してしまうかもしれません。
まるで、小さな虫歯を放置していたら、気づいた時には神経まで達していて、高額な治療費が必要になるようなもの。
そうならないためにも、まずは敵(問題)を知ることから始めましょう。
この章では、空き家を取り巻く厳しい現実と、具体的な費用の話を分かりやすく解説していきます。
少し耳の痛い話も含まれているかもしれませんが、あなたの資産を守るために非常に重要なことなので、ぜひ最後までお付き合いください。
空き家を放置するリスクとは?
「誰も住んでいないだけなんだから、別にいいじゃないか。」
そう思う気持ちも分かりますが、空き家を放置することは、あなたが思う以上に多くのリスクを抱えています。
まず、建物の老朽化が急速に進みます。
家は人が住んで、定期的に換気をしたり掃除をしたりすることで、その寿命を保っているんです。
放置された家は、湿気でカビだらけになったり、害虫やネズミの巣窟になったり…。
さらに、庭の雑草は伸び放題になり、景観を損ねるだけでなく、害虫の発生源にもなります。
もっと怖いのは、防犯上のリスクです。
不法侵入や放火のターゲットにされる可能性もゼロではありません。
そして、万が一、老朽化した屋根瓦が台風で飛ばされて隣の家の車を傷つけたり、通行人にケガをさせたりしたら…その損害賠償責任は、すべて所有者であるあなたにのしかかってくるのです。
ただの「空き家」が、ある日突然「負債」に変わる瞬間です。
「特定空き家」に指定されるとどうなる?
空き家問題が深刻化する中、国も対策に乗り出しました。
それが「空家等対策の推進に関する特別措置法」です。
この法律に基づき、著しく保安上危険であったり、衛生上有害であったりする空き家は、自治体によって「特定空き家」に指定されてしまいます。
「特定空き家」に指定されると、どうなるのか?
まず、固定資産税の優遇措置が解除され、税金が最大6倍に跳ね上がります。
さらに、自治体から建物の修繕や解体に関する「助言・指導」「勧告」「命令」が出されます。
そして、この「命令」にさえ従わない場合、最終手段として行政代執行、つまり強制的に建物を解体され、その費用(これがまた高額なんです)を全額請求されることになるのです。
「自分の家のことだから、どうしようと勝手でしょ」という言い分は、もはや通用しない時代になったということを、肝に銘じておく必要がありますね。
解体費用の相場と内訳
では、いざ解体するとなった場合、一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
これは建物の構造や大きさ、立地条件によって大きく変わりますが、一般的な目安としては以下の通りです。
- 木造:坪単価4万円~5万円
- 鉄骨造:坪単価6万円~7万円
- 鉄筋コンクリート造:坪単価7万円~8万円
例えば、30坪の一般的な木造住宅であれば、120万円~150万円程度が相場となります。
ただし、これはあくまで本体の解体費用。
この他に、庭の木やブロック塀、浄化槽などの撤去費用(付帯工事費)や、解体で出た廃材の処分費用などが別途かかってきます。
また、重機が入れないような狭い路地の奥にある家などは、手作業が増えるため、さらに費用が割高になる傾向があります。
最終的な金額は、必ず複数の解体業者から見積もりを取って、比較検討することが重要です。
| POINT ・空き家の放置は老朽化、防犯、損害賠償など多くのリスクを伴う ・「特定空き家」に指定されると固定資産税が最大6倍になる ・行政からの命令を無視すると、強制的に解体され費用を請求される ・解体費用は木造30坪で120万円~が目安だが、付帯工事費などが別途必要 ・必ず複数の業者から見積もりを取ることが鉄則 |
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空き家を解体するメリット・デメリットと空き家の買取
◆この章のポイント◆
- メリット:土地として売却しやすくなる
- メリット:建物の契約不適合責任を免れる
- デメリット:高額な解体費用がかかる
- デメリット:固定資産税が最大6倍になる可能性
物事には必ず光と影、つまりメリットとデメリットが存在します。
空き家の解体も例外ではありません。
「更地にすればスッキリして売れやすそう!」という明るい側面もあれば、「でも、費用や税金の負担が…」という頭の痛い側面もあります。
ここで重要なのは、両方の側面を天秤にかけ、自分の状況にとってどちらが重いのかを冷静に判断することです。
感情的に「えい、やっ!」と決めてしまうと、後で「あっちの選択肢の方が良かったかも…」と後悔することになりかねません。
この章では、空き家を解体する場合のメリットとデメリットを、それぞれ具体的かつ深掘りして解説していきます。
あなたの心の天秤がどちらに傾くか、じっくりと考えてみてください。
メリット:土地として売却しやすくなる
空き家を解体する最大のメリットは、やはり土地として売却しやすくなる点でしょう。
特に、建物が古くてボロボロの場合、購入希望者にとってはその存在自体がマイナスイメージになります。
更地にしてしまえば、買主は土地の広さや日当たり、形状などを正確に把握でき、新築のプランを具体的にイメージしやすくなります。
まるで、ごちゃごちゃした部屋を片付けて、家具の配置を考えやすくするようなものですね。
また、土地の地下に何か埋まっていないかといった、隠れたリスクも確認しやすくなるため、買主は安心して取引を進めることができます。
結果として、買い手が早く見つかったり、より良い条件で売却できたりする可能性が高まるのです。
特に新築用の土地を探している人にとっては、解体費用や手間がかからない更地は非常に魅力的な物件に映ります。
メリット:建物の契約不適合責任を免れる
なんだか難しい言葉が出てきましたね。
「契約不適合責任」とは、簡単に言うと「売った後に、契約書に書いていなかった欠陥(雨漏り、シロアリ被害など)が見つかった場合、売主が買主に対して負わなければならない責任」のことです。
もし古い家をそのまま売却した場合、売った後で「柱が腐っていたぞ!修理代を払え!」なんていうトラブルに発展する可能性があります。
これは、売主にとって精神的にも金銭的にも大きな負担です。
しかし、建物を解体してしまえば、そもそも建物が存在しないわけですから、この責任を負う必要がなくなります。
これは、売却後の心配事を一切なくしたいと考えている方にとっては、計り知れないほど大きなメリットと言えるでしょう。
安心して取引を終えたいなら、解体は非常に有効な選択肢です。
デメリット:高額な解体費用がかかる
さて、ここからは影の部分、デメリットの話です。
やはり一番のネックになるのが、高額な解体費用です。
前の章でも触れましたが、一般的な木造住宅でも100万円以上の費用がかかることは珍しくありません。
この費用を売却価格にそのまま上乗せできれば良いのですが、現実はそう甘くはありません。
解体費用をかけたのに、思ったより高く売れず、結果的に「解体しないで売った方が手元にお金が残った…」なんてことも十分にあり得ます。
あ、いや、待てよ。
この「解体費用を自己資金から持ち出す必要がある」という点も見逃せません。
売却代金が入る前に大きなお金が出ていくことになるので、手元の資金に余裕がない場合は、そもそも解体という選択肢が取れない可能性もあるわけです。
これは、計画を立てる上で非常に重要なポイントですね。
デメリット:固定資産税が最大6倍になる可能性
もう一つの大きなデメリットが、税金の問題です。
住宅が建っている土地には「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税が大幅に軽減されています(最大で6分の1に)。
しかし、建物を解体して更地にしてしまうと、この特例が適用されなくなってしまうのです。
その結果、土地の固定資産税が、これまでの最大6倍にまで跳ね上がってしまう可能性があります。
特に注意が必要なのは、1月1日の時点で更地になっているかどうか。
固定資産税は、その年の1月1日時点の土地の状況で課税額が決まります。
例えば、年末に解体して、年を越してから買主が見つかった場合、少なくとも1年間は高い固定資産税を払い続けることになります。
解体から売却までの期間が長引けば長引くほど、この税負担はじわじわとあなたの家計を圧迫していくことになるのです。
解体を決断するなら、売却までのスケジュールをしっかり見据える必要がありますね。
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解体せずに行う「空き家の買取」という賢い選択
◆この章のポイント◆
- なぜ解体せずにそのまま買い取ってもらえるのか?
- 買取業者に依頼するメリット
- 買取業者選びで失敗しないためのポイント
「解体のメリットも分かるけど、やっぱり費用と税金が怖い…」
「かといって、このボロボロの家を一般の人に売るのは気が引けるし、トラブルも避けたい…」
もしあなたがそんなジレンマを抱えているなら、ここで紹介する「買取」という選択肢が、まさに暗闇を照らす一筋の光になるかもしれません。
これは、これまでの「解体か、そのまま売るか」という二者択一の悩みを、全く別の角度から解決してくれる、いわば裏ワザのような方法です。
面倒な手間や余計な出費、将来の不安から解放されたいと願うあなたにとって、最も賢い選択となる可能性があります。
この章では、なぜそんな魔法のようなことが可能なのか、その仕組みと具体的なメリット、そして最も重要な「業者選びのコツ」まで、徹底的に解説していきます。
なぜ解体せずにそのまま買い取ってもらえるのか?
「こんな状態の家を、本当にお金を出して買ってくれるの?」と不思議に思いますよね。
その秘密は、買取業者が不動産の「プロ」であるという点にあります。
彼らは、一般の人では価値を見出せないような物件でも、利益を生む資産に変えるノウハウを持っているのです。
例えば、買い取った物件を…
- 安くリフォームして、賃貸物件として貸し出す
- リノベーションを施して、付加価値をつけて再販する
- 効率的な解体業者と提携し、コストを抑えて更地にしてから販売する
といった事業計画を立てることができます。
つまり、彼らは物件そのものではなく、その物件が持つ「将来性」や「可能性」に対して投資をしているわけです。
だから、たとえ家がボロボロでも、残置物が散らかっていても、問題なく買い取ることができるのです。
あなたにとっては「お荷物」でも、彼らにとっては「宝の原石」に見えているのかもしれませんね。
買取業者に依頼するメリット
買取業者に依頼するメリットは、本当にたくさんあります。
箇条書きにしてみると、その魅力がより分かりやすいでしょう。
- 解体費用やリフォーム費用が不要:現状のまま引き渡せるので、一切の追加費用がかかりません。
- 売却までのスピードが速い:買主を探す期間がないため、最短数日で現金化できることもあります。
- 契約不適合責任が免責される:売却後のトラブルの心配から解放されます。これは精神的に非常に楽です。
- 仲介手数料が不要:不動産会社が直接買主になるため、仲介手数料(売買価格の約3%)がかかりません。
- 内覧対応などの手間がない:何度も購入希望者に家を見せる必要がなく、業者とのやり取りだけで完結します。
- 近所に知られずに売却できる:広告活動を行わないため、プライバシーを守れます。
時間・費用・手間・精神的負担、これらすべてを大幅に軽減できるのが、買取の最大の強みです。
もちろん、売却価格は市場相場より安くなる傾向がありますが、解体費用や仲介手数料を差し引いて計算すると、最終的な手残り額は仲介で売るのと大差ない、なんてこともよくある話です。
買取業者選びで失敗しないためのポイント
買取のメリットは大きいですが、その恩恵を最大限に受けるには、信頼できるパートナー、つまり優良な買取業者を選ぶことが不可欠です。
ここだけは絶対に譲れないポイントでして、業者選びを間違えると、不当に安い価格で買い叩かれたり、トラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。
では、どうやって見分ければいいのか?
最低限、以下の3点は必ずチェックしてください。
| POINT 1.複数の業者に査定を依頼する これが最も重要です。1社だけの査定では、その金額が適正か判断できません。必ず3社以上から相見積もりを取り、査定額だけでなく、その根拠をきちんと説明してくれるかどうかも見極めましょう。 2.買取実績が豊富か確認する 特に、あなたと同じような条件(築年数、エリア、物件の状態など)の空き家を買い取った実績があるかを確認しましょう。実績が豊富な業者は、それだけノウハウがあり、適正な価格を提示してくれる可能性が高いです。 3.担当者の対応をチェックする あなたの不安や疑問に、親身になって答えてくれるか。メリットだけでなく、デメリットも正直に話してくれるか。レスポンスは迅速か。最終的には人と人との取引です。「この人なら任せられる」と思える誠実な担当者を見つけることが、成功の鍵を握ります。 |
査定額の高さだけで飛びつかず、総合的な信頼性で判断することが、失敗しないための鉄則です。
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空き家の買取と解体で活用できる補助金・助成金制度
◆この章のポイント◆
- 自治体による解体費用の補助金制度
- 補助金を利用する際の注意点
- 補助金の探し方と申請の流れ
「解体したいけど、やっぱり費用が…」と悩んでいる方に、朗報となるかもしれない情報があります。
実は、多くの自治体で、危険な空き家の解体に対して補助金や助成金を交付する制度が設けられているのです。
国としても、倒壊の危険性がある空き家を減らしたいという強い意向があるため、こうした制度で解体を後押ししているわけですね。
これは、まさに渡りに船。
数十万円単位で費用の負担を軽減できる可能性があり、これを使わない手はありません。
ただし、こうした公的な制度には、必ずルールや条件、そして注意すべき点が存在します。
この章では、解体費用の補助金制度の概要から、利用する上での注意点、そして具体的な探し方まで、分かりやすく解説していきます。
少しでも金銭的な負担を減らすために、ぜひこの情報を活用してください。
自治体による解体費用の補助金制度
多くの自治体では、「老朽危険家屋解体撤去補助金」といった名称で制度が設けられています。
補助の対象となるのは、主に倒壊の危険性が高いと判断された木造住宅などです。
自治体の職員による現地調査が行われ、建物の傾きや基礎の状態など、一定の基準を満たした場合に補助の対象となります。
補助される金額は自治体によって様々ですが、解体費用の2分の1から5分の4程度で、上限額が50万円~100万円といったケースが一般的です。
例えば、150万円の解体費用がかかった場合、上限80万円の補助金が出れば、自己負担は70万円で済むことになります。
これは非常に大きいですよね。
ただし、人気のある制度なので、年度の早い段階で予算が上限に達してしまい、受付が終了することもあるので注意が必要です。
補助金を利用する際の注意点
非常にありがたい補助金制度ですが、利用する際にはいくつか注意しなければならない点があります。
これを無視して進めてしまうと、「補助金が受けられなかった!」なんていう悲しい結果になりかねません。
まず、【最重要】必ず解体工事の契約前に、自治体へ申請を行う必要があります。
すでに解体してしまった後で「補助金ください」と言っても、絶対にもらえません。
順番が非常に大切です。
また、補助金の対象となる解体業者が、市内の業者に限られている場合も多くあります。
費用が安いからといって市外の業者に頼んでしまうと、補助の対象外になる可能性があるので、事前に要件をしっかり確認しましょう。
その他にも、申請者の所得制限があったり、税金の滞納がないことが条件だったりと、自治体ごとに細かいルールが定められています。
申請を検討する際は、まず自治体の担当窓口に相談し、詳細な条件を確認することが失敗しないための第一歩です。
補助金の探し方と申請の流れ
「じゃあ、私の街にも補助金制度があるか、どうやって調べればいいの?」と思いますよね。
一番手っ取り早い方法は、「〇〇市 空き家 解体 補助金」といったキーワードでインターネット検索することです。
ほとんどの場合、自治体の公式ホームページの該当ページが見つかるはずです。
もし見つからなければ、市役所や区役所の「建築指導課」や「都市計画課」といった部署に直接電話で問い合わせてみるのが確実です。
一般的な申請の流れは以下のようになります。
- ① 自治体の窓口へ事前相談
- ② 補助金の交付申請書と必要書類(見積書など)を提出
- ③ 自治体による現地調査と、交付決定の通知
- ④ 解体業者と工事の契約を締結
- ⑤ 解体工事の実施
- ⑥ 工事完了報告書と請求書を提出
- ⑦ 補助金の交付(指定口座への振り込み)
見ての通り、少し手続きが煩雑に感じるかもしれません。
しかし、数十万円の負担が減ることを考えれば、やる価値は十分にあると言えるでしょう。
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空き家の買取と解体に関するよくある質問
◆この章のポイント◆
- 再建築不可物件でも解体・買取は可能?
- 解体後の確定申告は必要?
- 遠方に住んでいても手続きはできますか?
さて、ここまで空き家の解体と買取について、様々な角度から解説してきました。
しかし、それでも個別の状況によっては、「自分の場合はどうなんだろう?」という細かな疑問が残っているかもしれませんね。
それは当然のことです。
不動産は一つとして同じものがなく、法律や税金も絡んでくるため、どうしても複雑になりがちですから。
この最後の章では、これまでにお客様からよく寄せられた質問の中から、特に重要と思われる3つのQ&Aを取り上げ、分かりやすくお答えしていきます。
あなたの最後の「もやもや」を解消する手助けになれば幸いです。
再建築不可物件でも解体・買取は可能?
「再建築不可物件」とは、その名の通り、今ある建物を解体してしまうと、新しい建物を建てることができない土地のことです。
建築基準法で定められた「接道義務(敷地が幅員4m以上の道路に2m以上接していなければならない)」を果たしていない土地などが、これに該当します。
この場合、安易に解体してしまうのは非常に危険です。
なぜなら、建物を建てられない「土地」の資産価値は、著しく低くなってしまうからです。
ですから、再建築不可物件の場合は、解体せずに「古家付き」のまま売却するのが鉄則です。
「そんな物件、誰が買うの?」と思うかもしれませんが、リフォームして住みたい人や、資材置き場として土地を利用したい人など、一定の需要は存在します。
そして、こうした特殊な物件こそ、プロである「買取業者」の出番です。
再建築不可物件の活用ノウハウを持つ業者であれば、一般市場では売れにくい物件でも、適正な価格で買い取ってくれる可能性が高いですよ。
解体後の確定申告は必要?
建物を解体した「だけ」では、確定申告は必要ありません。
ただし、解体後に土地を売却して利益(譲渡所得)が出た場合には、確定申告が必要になります。
ここでポイントとなるのが、解体費用は土地を売るための「必要経費」として、利益から差し引くことができるという点です。
これを「譲渡費用」と言います。
例えば、土地が3,000万円で売れて、取得費(昔その土地を買った値段)が2,000万円だった場合、利益は1,000万円です。
しかし、もし解体に200万円かかっていたら、その費用を差し引けるので、課税対象となる利益は800万円に圧縮できます。
解体業者の領収書は、絶対に失くさずに保管しておきましょう。
税金の話は複雑なので、実際に申告する際は、税務署や税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
遠方に住んでいても手続きはできますか?
はい、結論から言うと全く問題なく可能です。
特に、相続で実家の空き家を所有することになった方の多くは、遠方にお住まいですよね。
不動産会社もその点は十分に理解しています。
最近では、電話やメール、オンラインでのやり取りでほとんどの手続きを進めることができます。
物件の査定も、業者が現地に赴いて行ってくれますし、その際の立ち会いも必須ではありません。
最終的な売買契約の際も、「持ち回り契約」といって、契約書を郵送でやり取りする方法や、司法書士が本人確認を行ってくれるサービスなどがあり、一度も現地に行かずに売却を完了させることも可能です。
「遠いから…」という理由で、空き家の処分を諦める必要は全くありません。
まずは、気軽に地元の不動産会社や買取業者に問い合わせてみることから始めてみてください。
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まとめ:最適な空き家の買取と解体方法を見つけよう
本日のまとめ
- 空き家の処分方法は主に「解体して売却」「そのまま売却」「業者に買取」の3択
- 建物がボロボロで土地の立地が良い場合は解体が有利になることがある
- 解体費用がない場合や税金を抑えたい場合は古家付き売却を検討する
- 空き家放置は倒壊や損害賠償、特定空き家指定のリスクがある
- 特定空き家に指定されると固定資産税が最大6倍になる可能性がある
- 木造30坪の解体費用は120万円から150万円が目安
- 解体のメリットは売却しやすくなることと契約不適合責任を免れること
- 解体のデメリットは高額な費用と固定資産税の増加
- 買取は費用や手間をかけずスピーディーに現金化できる賢い選択肢
- 買取業者は物件の将来性に投資するためボロボロの家でも買い取れる
- 業者選びでは必ず3社以上の相見積もりを取ることが鉄則
- 多くの自治体で解体費用の補助金制度が利用できる
- 補助金申請は必ず解体工事の契約前に行う必要がある
- 再建築不可物件は解体せずに買取業者へ相談するのが最善
- 遠方に住んでいても空き家の売却手続きは問題なく可能
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
持ち家が売れない7つの原因と状況別対策|焦る前にやるべき事リスト
売れない空家をどうする?放置のリスクから売却・活用法まで完全ガイド
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
参考サイト
https://www.ie-station.com/column/akiya/2312.html
https://iqra-fudosan.com/sell/akiya-sarachi/
https://albalink.co.jp/real-estate/vacant-house-dismantling-cost-zero/
https://albalink.co.jp/real-estate/vacant-house-demolition-merit-demerit/
https://www.rihaco.jp/column/vacant-house-dismantling-cost-2


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