こんにちは、サイト管理人Tsukasaです。
「専任媒介契約」という、いわば不動産会社と二人三脚で売却を目指す特別な契約を結んだのに、愛着のある我が家が全く売れる気配がない…。
3ヶ月という契約期間がもうすぐ終わるのに、内覧の問い合わせすらまばら。
「本当にこのままで大丈夫なのだろうか」「もっと良い方法があったんじゃないか」そんな焦りと不安が、まるで夕暮れの影のように心を覆っていくのを感じていませんか。
この記事では、そんなあなたのモヤモヤした気持ちを晴らすために、なぜ専任媒介で売れないのか、その根本的な原因から、今すぐにでも打てる具体的な対策まで、分かりやすく解説していきます。
◆このサイトでわかる事◆
- 専任媒介で売れない時の平均的な期間がわかる
- 不動産会社側に潜む7つの売れない原因がわかる
- 売主や物件側にある3つの売れない共通点がわかる
- 悪質な「囲い込み」の手口とその見抜き方がわかる
- 売れない状況を打開するための5つの具体的対策がわかる
- 契約途中の解約や担当者変更の方法がわかる
- 最終手段としての「買取」という選択肢がわかる
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専任媒介で売れないとは?その状況と思考を整理する
◆この章のポイント◆
- そもそも専任媒介契約とは?基本をおさらい
- 「3ヶ月」が目安?売れない期間の考え方
- あなただけじゃない!多くの売主が抱える焦りと不安
「専任媒介で売れない」という言葉が頭をよぎるとき、多くの方が焦りや孤独感に苛まれます。
しかし、まずは落ち着いて状況を整理することが肝心です。
この章では、専任媒介契約の基本的な意味合いから、一般的に「売れない」と判断される期間の目安、そして多くの売主様が同じような悩みを抱えているという事実について触れていきます。
なぜ今の状況に陥っているのか、その原因を探る前に、まずはご自身の置かれている状況と心理状態を客観的に見つめ直すことから始めましょう。
問題解決の第一歩は、現状を正しく認識することにあります。
そもそも専任媒介契約とは?基本をおさらい
まず、基本に立ち返ってみましょう。
専任媒介契約とは、あなたの不動産売却を「たった1社の不動産会社にだけ」任せる契約のことです。
これは、いわば不動産会社と「売却成功に向けて一緒に頑張りましょう」という固い握手を交わすようなもの。
この契約の大きな特徴は、不動産会社側に課せられる義務にあります。
契約から7日以内に物件情報を「レインズ(REINS)」という不動産業者専門のネットワークシステムに登録し、2週間に1回以上の頻度で売主へ販売活動の状況を報告することが法律で定められています。
正直言うと、この「報告義務」があるからこそ、熱心な活動を期待して選ぶ方が多いのです。
また、自分で買主を見つけてくる「自己発見取引」も認められているのがポイントです。
一方で、複数の会社に依頼できる「一般媒介」や、自己発見取引が認められない「専属専任媒介」といった契約形態もあります。
専任媒介は、不動産会社の手厚いサポートを期待できる反面、その会社の力量に売却の運命が大きく左右されるという、諸刃の剣でもあることを理解しておく必要があります。
「3ヶ月」が目安?売れない期間の考え方
では、どのくらいの期間売れないと「マズい」と感じるべきなのでしょうか。
多くの場合、専任媒介契約の契約期間である「3ヶ月」がひとつの大きな目安になります。
もちろん、物件の価格やエリア、市況によって売れるまでの期間は大きく変わります。
都心の人気エリアにあるマンションなら1ヶ月で売れることもあれば、郊外の戸建てでは半年以上かかることも珍しくありません。
しかし、ここが肝心なのですが、3ヶ月経っても「内覧の申し込みがほとんどない」「不動産会社からの報告がいつも同じ内容」といった状況であれば、何かしらの問題が潜んでいる可能性が高いと考えるべきです。
ただ待つだけでなく、「なぜ反応がないのか?」という原因究明に動くべきタイミングが、この「3ヶ月」というわけです。
雨が降るのをただ待つのではなく、雲の動きを見て雨雲レーダーを確認するような、そんな主体的な行動が求められる時期なのです。
あなただけじゃない!多くの売主が抱える焦りと不安
今、この記事を読んでいるあなたは、「自分の物件だけが売れ残っているんじゃないか…」と孤独を感じているかもしれません。
ですが、安心してください。
専任媒介契約を結んで「売れない」という悩みを抱える売主は、驚くほどたくさんいます。
私も以前、実家の売却で同じような経験をしました。
毎週送られてくる活動報告を見るたびに溜め息が出たものです。
「今週の広告反響は2件でした」という一文が、まるで自分の物件に価値がないと宣告されているようで、本当に悔しかったのを覚えています。
大切なのは、その焦りや不安を「行動」に変えるエネルギーにすることです。
この記事では、そのための具体的な武器(知識と対策)を一つひとつ手渡していきます。
あなたは一人ではありません。
まずは「何が問題なのか」を冷静に見極めることから、一緒に始めていきましょう。
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【不動産会社編】専任媒介で売れない7つの根本原因
◆この章のポイント◆
- 原因1:担当者の営業力や熱意が不足している
- 原因2:広告活動が不十分・魅力を伝えきれていない
- 原因3:会社の得意分野と物件種別が合っていない
- 原因4:悪質な「囲い込み」をされている可能性
- 原因5:売却戦略がなく、ただ待っているだけ
- 原因6:査定価格が不適切で高すぎる
- 原因7:2週間に1度の活動報告が義務的で中身がない
専任媒介契約は、パートナーである不動産会社の力量にすべてがかかっていると言っても過言ではありません。
もしあなたの物件が市場で埋もれてしまっているとしたら、その原因は不動産会社側にある可能性をまず疑うべきです。
担当者の熱意不足といった単純な問題から、会社の戦略ミス、さらには「囲い込み」という悪質なケースまで、考えられる原因は多岐にわたります。
この章では、売れない状況を生み出している不動産会社側の7つの根本原因を、一つひとつ深掘りしていきます。
あなたの担当者は、本当にベストを尽くしてくれているのでしょうか?厳しい目でチェックしていきましょう。
原因1:担当者の営業力や熱意が不足している
結局のところ、不動産売却は「人」が動かします。
担当者の営業力や、あなたの物件に対する熱意が不足していれば、売れるものも売れません。
例えば、問い合わせがあった際に「資料を送っておきます」だけで終わる担当者と、「この物件の魅力は〇〇なので、ぜひ一度ご覧になりませんか?」と一歩踏み込める担当者とでは、結果は天と地ほど変わります。
熱意のない担当者は、あなたの物件を「数ある案件の一つ」としか見ていません。
週末の散歩中にふと思ったのですが、これは道端に咲いている花と同じかもしれません。
多くの人はただ通り過ぎるだけですが、本当に花が好きな人は足を止めて、その形や色をじっくり観察し、魅力を発見しようとしますよね。
あなたの物件の隠れた魅力を見つけ出し、情熱を持って語ってくれる担当者かどうかが、最初の分かれ道です。
原因2:広告活動が不十分・魅力を伝えきれていない
今の時代の不動産探しは、インターネットが主戦場です。
SUUMOやHOME’Sといったポータルサイトに掲載される物件写真や紹介文が、買主の第一印象を決定づけます。
もし、掲載されている写真が薄暗かったり、枚数が少なかったり、紹介文がありきたりな内容だったりすれば、それだけで多くのチャンスを逃しています。
「南向きで日当たり良好」なんて、正直どの物件にも書いてあります。
そうではなく、「冬の朝、リビングの床に差し込む光がとても暖かく、猫がいつもここで昼寝をするんです」といった、そこに住んだ人しか分からないような具体的なストーリーが、人の心を動かすのです。
あなたの物件の広告は、ただの「情報」になっていませんか?それとも、買主の「暮らし」を想像させる「物語」になっていますか?一度、買主の視点でじっくり見直してみてください。
原因3:会社の得意分野と物件種別が合っていない
不動産会社と一口に言っても、実はそれぞれに得意分野があります。
例えば、ワンルームマンションの投資物件を専門に扱っている会社に、郊外のファミリー向け一戸建ての売却を依頼しても、なかなかうまくいきません。
それは、普段抱えている顧客リスト(見込み客)が全く違うからです。
マグロ専門の寿司屋に、最高のカルビを求めて行くようなものです。
契約前に「このエリアの戸建て売却実績は豊富ですか?」と確認しましたか?
会社のウェブサイトに掲載されている売却実績が、自分の物件種別やエリアと合致しているかは、非常に重要なチェックポイントです。
もしミスマッチが起きているなら、魚のいない池で釣りをしているようなものかもしれません。
| POINT 不動産会社には得意な物件種別(マンション、戸建て等)がある 会社の得意エリアと売却物件の所在地が一致しているか確認する ホームページで過去の売却実績を確認することが重要 見込み客の層が違うと売却活動が非効率になる ミスマッチは売却が長期化する大きな原因となる |
原因4:悪質な「囲い込み」をされている可能性
これは最も注意すべき、悪質なケースです。
「囲い込み」とは、依頼された不動産会社が、他の不動産会社からの「買いたい」という客付けを意図的に断り、自社で見つけた買主とだけ契約しようとする行為です。
なぜそんなことをするのか?
それは、売主と買主の両方から仲介手数料(いわゆる「両手仲介」)をもらい、利益を最大化するためです。
あなたの物件にとっては、高く買ってくれるかもしれないチャンスをみすみす逃すことになり、売却の長期化に直結します。
もし他の不動産会社から「〇〇(あなたの物件)は紹介できないと断られました」といった話が聞こえてきたり、ポータルサイトに掲載されているのに反響が異常に少なかったりする場合は、囲い込みを疑う必要があります。これは、売主に対する明確な裏切り行為です。
原因5:売却戦略がなく、ただ待っているだけ
売却活動とは、ただポータルサイトに物件を掲載して待つだけの「待ち」の姿勢ではいけません。
優秀な不動産会社は、しっかりとした「売却戦略」を持っています。
例えば、「最初の1ヶ月は少し高めの価格で市場の反応を見て、反響が少なければ2ヶ月目に〇〇万円まで価格調整し、ターゲット層に響く広告表現を追加する」といった具体的なプランです。
担当者に「今後の具体的な販売戦略を教えてください」と質問してみてください。
もし答えが曖昧で、「引き続き頑張ります」といった精神論で終わるようであれば、その会社は戦略なき航海に出ているようなものです。
地図も羅針盤も持たずに、ただ風任せで物件が売れるのを待っているだけでは、いつまで経っても目的地(売却成立)にはたどり着けません。
原因6:査定価格が不適切で高すぎる
不動産会社は、媒介契約欲しさに、意図的に相場より高い査定価格を提示することがあります。
これを「高預かり」と言います。
売主としては高い査定額は嬉しいものですが、相場からかけ離れた価格では、買主の検索条件にすらヒットせず、内覧にさえ繋がりません。
契約後に「やはりこの価格では売れないので、値下げしましょう」と何度も言ってくるのは、この典型的なパターンです。
査定時に、その価格の根拠(周辺の成約事例や現在の売り出し事例など)を、データに基づいて具体的に説明してくれましたか?
ただ「売れますよ」という甘い言葉だけでなく、その価格設定の論理的な裏付けがあったかどうかが、信頼できる会社を見極めるポイントです。
不適切な価格設定は、スタートラインから間違っているようなものです。
原因7:2週間に1度の活動報告が義務的で中身がない
専任媒介契約では、2週間に1回以上の活動報告が義務付けられています。
しかし、その報告が「ポータルサイト掲載継続中。今週のアクセス数は〇〇件」といった、ただ送られてくるだけの定型文になっていませんか?
本来、この報告はもっと戦略的な意味合いを持つべきです。
「アクセス数は多いのに問い合わせが少ないのは、価格がネックになっている可能性があります。つきましては、近隣の類似物件の動向を踏まえ、来週、価格調整のご相談をさせていただけますでしょうか」といった、現状分析と次のアクションプランがセットになっていてこそ、意味のある報告と言えます。
うーん、これはどう説明したらいいか…。
あ、いや、待てよ。
体重計に毎日乗るだけでは痩せないのと同じです。
その数字を見て「昨日食べ過ぎたから今日は運動しよう」と次の一手を考えるからこそ、結果が出るのです。
報告書がただの数字の羅列になっているなら、それは仕事をしているフリに過ぎません。
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【売主・物件編】専任媒介で売れない3つの共通点
◆この章のポイント◆
- 共通点1:売り出し価格が相場より明らかに高い
- 共通点2:内覧時の印象が悪い・準備が不十分
- 共通点3:物件そのものに解決しにくい問題がある
不動産会社だけに原因を求めるのは、少し早いかもしれません。
時には、売主様ご自身の希望や、物件そのものが持つ特性が、売却を難しくしているケースもあります。
特に「価格設定」「内覧時の印象」、そして「物件固有の問題」は、売れない状況に陥っている多くの物件に見られる共通点です。
この章では、少し耳の痛い話になるかもしれませんが、売却を成功させるために不可欠な、売主側で見直すべき3つのポイントを率直にお伝えします。
客観的な視点でご自身の状況を振り返ることが、突破口を開く鍵となります。
共通点1:売り出し価格が相場より明らかに高い
愛着のある我が家ですから、「できるだけ高く売りたい」と願うのは当然の心理です。
しかし、その想いが強すぎるあまり、客観的な市場価格、つまり「相場」からかけ離れた価格設定をしてしまうと、買主の選択肢から最初にはじかれてしまいます。
買主は、あなたの物件だけを見ているわけではありません。
同じエリア、同じような広さ、同じような築年数の物件をいくつも比較検討しています。
その中で、明らかに割高な物件は、よほどの魅力がない限り、見向きもされないのが現実です。
不動産会社の査定額だけでなく、自分でもポータルサイトで近隣の成約事例や売り出し中の物件価格を調べてみることを強くお勧めします。
もしかしたら、その価格が、買主との出会いを妨げている最大の壁なのかもしれません。
| POINT 売主の「高く売りたい」気持ちが相場から乖離させることがある 買主は常に複数の競合物件と比較検討している 相場より割高な物件は内覧の機会すら得にくい 査定額を鵜呑みにせず、自らも相場を調査することが重要 適正価格への見直しが売却成功の第一歩となる |
共通点2:内覧時の印象が悪い・準備が不十分
内覧は、物件の運命を決めるオーディションのようなものです。
ここで購入希望者に「ここに住みたい!」と思わせられるかどうかが全てと言っても過言ではありません。
しかし、意外とこの準備を怠っているケースが多いのです。
例えば、玄関が靴で散らかっていたり、水回りにカビがあったり、部屋に生活臭がこもっていたり…。
これでは、どんなに立地が良くても買主の心は冷めてしまいます。
内覧前にやるべきことは、徹底的な「掃除」と「整理整頓」、そして「換気」です。
モデルルームのように生活感をなくす必要はありませんが、「この家は大切に使われてきたんだな」という清潔感が伝わることが何よりも重要です。
また、内覧中は購入希望者が気兼ねなく見学できるよう、少し席を外すなどの配慮も効果的です。
あなたのちょっとした心がけが、買主の心を掴む最後の決め手になるかもしれません。
共通点3:物件そのものに解決しにくい問題がある
これは少しデリケートな問題ですが、物件そのものが抱える物理的・法律的な問題が売却の足かせになっているケースもあります。
例えば、以下のようなケースです。
- 建物の傾きや雨漏りなど、重大な瑕疵(かし)がある
- 再建築ができない土地(再建築不可物件)である
- 隣地との境界が確定していない
- 日当たりや風通しが極端に悪い
こうした問題は、買主にとって大きなリスクとなるため、売却が非常に難しくなります。
このような問題を抱えている場合は、通常の仲介で売却するのではなく、専門の不動産会社に「買取」を依頼することも有効な選択肢です。
価格は相場より安くなりますが、問題を抱えたまま売れ残るストレスからは解放されます。
正直に物件の問題点と向き合い、最適な売却方法を再検討する勇気も時には必要です。
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専任媒介で売れない状況を今すぐ打開する5つの対策
◆この章のポイント◆
- 対策1:まずは担当者に販売活動の状況を具体的に聞く
- 対策2:価格の見直し(値下げ)を検討する
- 対策3:契約更新のタイミングで一般媒介契約に切り替える
- 対策4:不動産会社そのものを変更する
- 対策5:最終手段として「買取」も視野に入れる
原因を分析したところで、ただ手をこまねいていては何も変わりません。
ここからは、現状を打破し、売却を前に進めるための具体的なアクションプランを5つご紹介します。
まずは現在の不動産会社との関係の中でできることから始め、それでも改善が見られない場合には、契約の変更や会社の切り替えといった、より大胆な手段にステップアップしていきます。
大切なのは、受け身の姿勢をやめ、ご自身が売却活動の主導権を握ることです。
あなたの決断と行動が、停滞した状況を動かす最初のきっかけになります。
対策1:まずは担当者に販売活動の状況を具体的に聞く
何よりもまず、現在のパートナーである不動産会社の担当者と、腹を割って話をすることから始めましょう。
ただ「売れないですね」と嘆くのではなく、具体的な質問を投げかけるのがポイントです。
例えば、「これまでの問い合わせ内容と、購入に至らなかった理由を具体的に教えてください」「広告のアクセス解析データを見せてください」「今後の具体的な販売戦略プランはありますか?」といった具合です。
これらの質問に対して、誠実かつ論理的な答えが返ってくるかどうかが、その担当者を信頼し続けられるかの試金石となります。
この話し合いを通じて、担当者の本気度や力量を改めて見極め、改善策を一緒に考えることができれば、まだ再生の道はあります。
ここでの対話を避けて、不満だけを溜め込むのが一番良くない展開です。
対策2:価格の見直し(値下げ)を検討する
もし、売れない最大の原因が「価格」にあると判断した場合は、価格の見直し、つまり「値下げ」を真剣に検討する必要があります。
これは苦渋の決断かもしれませんが、相場から外れた価格で粘り続けることは、時間とチャンスを無駄にするだけです。
値下げのポイントは、中途半端な額ではなく、買主の目に留まるようなインパクトのある価格設定をすることです。
例えば、3080万円で売れ残っているなら、3000万円にするのではなく、2980万円といったように「大台」を割る価格にすると、検索にヒットしやすくなり、問い合わせが急増することがあります。
担当者と相談し、周辺の成約事例を再度分析した上で、戦略的な価格設定を行いましょう。
これは敗北ではなく、売却を成功させるための賢明な戦術転換です。
対策3:契約更新のタイミングで一般媒介契約に切り替える
専任媒介契約の期間は最大3ヶ月です。
もし、現在の不動産会社の働きに不満があり、かといってすぐに他社に乗り換えるのも不安だという場合は、契約更新のタイミングで「一般媒介契約」に切り替えるという選択肢があります。
一般媒介契約にすれば、現在の会社との関係を保ちつつ、他の不動産会社にも同時に売却を依頼できるようになります。
これにより、各社が競い合う形になるため、販売活動が活発になる可能性があります。
また、他社の営業活動を見ることで、現在の会社の力量を客観的に比較判断できるというメリットもあります。
一社に縛られる状況から脱し、複数の窓口を持つことで、新たなチャンスが舞い込んでくるかもしれません。
対策4:不動産会社そのものを変更する
話し合いをしても改善が見られず、担当者や会社自体に不信感が募るようであれば、契約期間の満了を待って、不動産会社そのものを変更することを決断しましょう。
これは、あなたの売却活動における最も大きな決断の一つです。
次の会社を選ぶ際は、前回の失敗を繰り返さないように、複数の会社に査定を依頼し、担当者の人柄や提案内容、そして自分の物件種別やエリアにおける売却実績を徹底的に比較検討してください。
「前の会社はこうだったのですが、御社ではどのような戦略で売ってくれますか?」と、具体的な質問をぶつけてみましょう。
過去の失敗は、次なる成功のための最高の教科書です。
ここで妥協せず、心から信頼できるパートナーを見つけることが、売却成功への一番の近道です。
対策5:最終手段として「買取」も視野に入れる
「とにかく早く現金化したい」「これ以上、売れないストレスを抱えたくない」「物件に問題があって仲介では売れそうにない」…。
このような状況であれば、最終手段として不動産会社に直接物件を買い取ってもらう「買取」も有効な選択肢となります。
買取の最大のメリットは、売却活動の手間や時間が一切かからず、短期間で確実に現金化できる点です。
内覧対応や価格交渉のストレスもありません。
ただし、デメリットとして、買取価格は市場価格の7割〜8割程度になってしまうことが一般的です。
価格よりも、時間と確実性を優先したい場合に検討すべき方法と言えるでしょう。
仲介での売却がどうしても難しい場合の「出口戦略」として、頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
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専任媒介で売れない時によくある質問(FAQ)
◆この章のポイント◆
- 契約期間の途中で解約はできますか?違約金は?
- 「囲い込み」をされているか見抜く方法はありますか?
- 担当者を変えてほしい時はどう伝えればいいですか?
ここまで、専任媒介で売れない原因と対策について詳しく見てきましたが、それでもまだ個別の疑問や不安が残っている方もいらっしゃるでしょう。
この章では、多くの方が抱く「よくある質問」に対して、一問一答形式で分かりやすくお答えしていきます。
契約の途中解約や違約金の問題、悪質な「囲い込み」の見抜き方、そして気まずい担当者変更の伝え方など、いざという時に知っておきたい具体的な知識をまとめました。
あなたの疑問をここで解消し、次の一歩を確かなものにしてください。
契約期間の途中で解約はできますか?違約金は?
結論から言うと、不動産会社側に明らかな契約違反(レインズに登録しない、活動報告をしない等)があれば、違約金なしで即時解約が可能です。
しかし、単に「売れないから」といった自己都合での解約の場合は、不動産会社がそれまでにかかった広告費などの実費を「違約金」として請求される可能性があります。
とは言え、法外な金額を請求されることは稀です。
まずは媒介契約書を確認し、解約に関する条項を読み返してみてください。
基本的には契約期間である3ヶ月の満了を待って、更新しない形で円満に契約を終了させるのが最もトラブルが少ない方法です。
「囲い込み」をされているか見抜く方法はありますか?
確実に見抜くのは難しいですが、いくつかチェックする方法があります。
最も簡単なのは、知り合いや別の不動産会社に頼んで、自分の物件に「購入希望者」として問い合わせてもらうことです。
その際に、「現在、商談中です」「申し込みが入りました」といった嘘の理由で内覧を断られたら、囲い込みをされている可能性が非常に高いです。
また、自分でレインズの登録証明書を発行してもらい、きちんと情報が公開されているかを確認するのも一つの手です。
ポータルサイトに長期間掲載されているのに、内覧の反響が異常に少ない場合は、一度疑ってみるべきかもしれません。
担当者を変えてほしい時はどう伝えればいいですか?
担当者本人に直接「変えてください」と言うのは、非常に気まずいものです。
ですので、その担当者の上司、つまり支店長や店長に直接電話やメールで相談するのが最もスムーズです。
伝える際は、感情的に「やる気がない」と非難するのではなく、「〇〇という点で販売活動に行き詰まりを感じており、別の視点からのアプローチも試してみたいので、担当の方を変更していただけないでしょうか」というように、あくまで前向きな理由として伝えるのが角が立たないコツです。
会社側も売却が成立しないと利益にならないため、担当者変更の申し出は意外とすんなり受け入れてくれることが多いですよ。
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まとめ:専任媒介で売れない時は原因を見極め、冷静な行動を
本日のまとめ
- 専任媒介で売れないと感じる目安は契約期間の3ヶ月
- 売れない原因は不動産会社側と売主側の両方にある可能性
- 担当者の熱意不足や広告内容の不備は売却を妨げる
- 会社の得意分野と物件が合っていないミスマッチも原因
- 他社からの客付けを断る悪質な「囲い込み」に要注意
- 相場より高い価格設定は買主の目に留まらない最大の要因
- 内覧時の清掃や整理整頓は売却成功に不可欠
- まずは担当者と話し合い、具体的な販売戦略を確認する
- 反響がなければ戦略的な価格見直し(値下げ)も必要
- 契約更新時に一般媒介に切り替え、他社にも依頼する選択肢
- 会社自体に不信感があれば、契約満了で変更を決断する
- 早期現金化を望むなら「買取」も最終手段として有効
- 囲い込みは別の不動産会社から問い合わせてもらうと見抜ける
- 担当者変更は上司に相談するのがスムーズで角が立たない
- 受け身にならず、売主が主導権を握って行動することが最も重要
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参考サイト
専任媒介契約で不動産が売れない理由は?対策も解説 – 北章宅建
専任媒介契約で家が売れないときの対策は?契約を更新しない場合の注意点も解説 – イエウリ
専任媒介契約期間で家が売れない!原因と対処法、契約解除の可否について解説
専任媒介契約で不動産が売れない?売却できない原因や対処法・改善点を解説 – Funds
専任媒介契約で不動産を売却!特徴から売れない時の対処法まで紹介 – ノムコム


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