こんにちは、サイト管理人Tsukasaです。
「親から相続した実家が、兄弟との共有名義になっている…」
「離婚した元配偶者と共有名義のマンション、どうにかしたい…」
不動産の共有名義は、思わぬトラブルの火種になりがちです。
自由に売ったり貸したりできず、固定資産税の負担や共有者間の意見の対立など、悩みの種は尽きませんよね。
そんな複雑な状況をスッキリ解決する有効な手段が「共有名義の持分買取」です。
この記事では、共有持分買取の基本的な知識から、具体的な進め方、そして専門業者に依頼するメリットまで、あなたの疑問や不安を解消するために必要な情報を網羅的に解説していきます。
この記事を読み終える頃には、絡み合った糸がほどけるように、あなたが進むべき道が明確になっているはずですよ。
◆このサイトでわかる事◆
- 「共有名義」「共有持分」の基本的な意味がわかる
- 共有持分を買い取るための3つの具体的な方法がわかる
- 持分買取のメリットと、知っておくべきデメリットがわかる
- 共有者との間で起こりがちなトラブルと、その対処法がわかる
- 自分の持分だけを専門業者に売却する選択肢についてわかる
- 持分買取にかかる費用や税金についての知識が身につく
- 誰に相談すれば、この問題が解決に向かうのかがわかる
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共有名義の持分買取とは?基本を分かりやすく解説
◆この章のポイント◆
- そもそも「共有名義」「共有持分」って何?
- なぜ共有名義の不動産で持分買取が必要になるのか
- 自分の持分だけなら他の共有者の同意なしで売却可能
「共有名義の持分買取」と聞いても、なんだか難しそう…と感じるかもしれませんね。
でも、ご安心ください。
ここでは、その基本的な考え方を、まるでリンゴを仲間と分ける話のように、身近な例で解説していきます。
この章を読めば、なぜこの「持分買取」という手続きが、複雑な不動産問題を解決する鍵になるのかがスッと理解できるはずです。
まずは肩の力を抜いて、そもそもの「共有名義」とは何か、そして「共有持分」とは何を指すのか、という核心部分から一緒に見ていきましょう。
この基本をしっかり押さえることが、あなたの悩みを解決する第一歩になりますからね。
そもそも「共有名義」「共有持分」って何?
まず、「共有名義」とは、一つの不動産を複数人の名前で所有している状態のことです。
例えば、兄弟3人で親の家を相続した場合、その家は兄弟3人の「共有名義」となります。
そして、「共有持分」とは、その不動産に対して各所有者が持っている権利の割合のことです。
先の例で言えば、特に取り決めがなければ兄弟3人はそれぞれ「3分の1」ずつの共有持分を持つことになります。
これは不動産という「ケーキ」を、3人で均等に分け合っているようなイメージですね。
ただし、物理的に土地や建物を3つに分けるわけではありません。
あくまで権利の割合であり、不動産全体をそれぞれの持分割合に応じて利用する権利がある、ということです。
この権利の割合は、法務局で登記簿謄本(登記事項証明書)を取得すれば、誰でも確認することができますよ。
なぜ共有名義の不動産で持分買取が必要になるのか
では、なぜわざわざ「持分買取」が必要になるのでしょうか。
それは、共有名義の不動産には「全員の同意がないと、売却や大規模なリフォーム、賃貸に出すことなどができない」という大きな制約があるからです。
例えば、「自分はもう使わないから家を売りたい」と考えても、他の共有者の一人が「思い出があるから売りたくない」と反対すれば、売却はできません。
このように意見が対立すると、不動産は活用も処分もできない「塩漬け」状態になってしまいます。
さらに、固定資産税などの維持費は持分割合に応じて負担しなければならず、誰も使わない不動産のために出費だけが続く…なんてことも珍しくありません。
こうした身動きが取れない状況を解消し、不動産を自由に扱えるようにするために、他の人の持分を買い取って自分の単独名義にする、あるいは自分の持分を誰かに買い取ってもらう「共有名義の持分買取」が必要になるのです。
自分の持分だけなら他の共有者の同意なしで売却可能
ここで非常に重要なポイントがあります。
不動産「全体」を売却するには共有者全員の同意が必要ですが、自分の「持分」だけを売却する場合は、他の共有者の同意は一切不要です。
あなたの持分は、民法で保障されたあなたの立派な財産だからです。
「え、そんなことできるの?」と驚かれるかもしれませんが、事実です。
ですから、もし他の共有者との話し合いが全く進まない場合でも、あなたは自分の意思で、自分の持分を第三者に売却して共有関係から抜け出すことができます。
ただし、親族でもない第三者が持分だけを買ってくれるケースは稀です。
なぜなら、買い取ったところで自由に使えるわけではないからです。
そこで登場するのが、次の章で詳しく解説する「専門の買取業者」という存在なのです。
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共有名義の持分買取を進める3つの具体的な方法
◆この章のポイント◆
- 方法1:他の共有者と話し合って任意で買い取る
- 方法2:共有物分割請求訴訟で法的に解決する
- 方法3:専門の買取業者に自分の持分を売却する
さて、共有名義の問題を解決するための「持分買取」の重要性が見えてきたところで、次に気になるのは「じゃあ、具体的にどうすればいいの?」という点ですよね。
ご安心ください、方法はちゃんとあります。
この章では、共有名義の持分買取を実現するための、代表的な3つのアプローチを具体的にお伝えします。
どの方法があなたの状況に一番合っているのか、それぞれの特徴を比較しながら読み進めてみてください。
穏便な話し合いから、法的な手続き、そして専門家を頼るという選択肢まで、解決への道筋は一つではありません。
あなたの心の負担が最も軽くなる方法を見つけるための、大切なステップになります。
方法1:他の共有者と話し合って任意で買い取る
最も穏便で、理想的な方法がこれです。
共有者同士で直接話し合い、「私があなたの持分を買い取ります」あるいは「私の持分を買い取ってください」と交渉し、合意を目指します。
この方法の最大のメリットは、裁判所などを介さないため、費用や時間を最小限に抑えられる点です。
お互いが納得できる価格で合意できれば、あとは売買契約書を作成し、司法書士に依頼して持分移転登記を行えば手続きは完了です。
しかし、この方法がうまくいく大前提は、共有者間の関係が良好で、冷静な話し合いができることです。
残念ながら、感情的なしこりがあったり、不動産の価値観が大きく異なったりすると、交渉は難航しがちです。
特に買取価格の算定は揉める原因になりやすいので、不動産会社に査定を依頼するなど、客観的な基準を示すことが重要になります。
方法2:共有物分割請求訴訟で法的に解決する
当事者間での話し合いがどうしてもまとまらない…。
そんな場合に検討するのが、裁判所に判断を委ねる「共有物分割請求訴訟」です。
これは、共有状態の解消を法的に求める手続きで、共有者であれば誰でも請求する権利があります。
訴訟と聞くと大事に感じるかもしれませんが、これは共有関係を解消するための正当な権利行使です。
裁判所は、まず当事者間での和解を促しますが、それでも合意に至らない場合、最終的には判決で分割方法を決定します。
分割方法には、不動産そのものを物理的に分ける「現物分割」、不動産を競売にかけてお金で分ける「換価分割」、そして、特定の共有者が他の共有者の持分を買い取る「代金賠償(全面的価格賠償)」があります。
持分買取を希望する場合は、この「代金賠償」を裁判所に認めてもらうことを目指します。
ただし、訴訟には弁護士費用がかかり、解決までには時間も要するというデメリットがあることは覚悟しておく必要があります。
方法3:専門の買取業者に自分の持分を売却する
「他の共有者と交渉なんてしたくない」「訴訟は時間もお金もかかって大変そうだ」。
そう感じているあなたにとって、最も現実的でスピーディーな解決策が、共有持分を専門に扱う買取業者に、自分の持分だけを売却するという方法です。
前述の通り、あなたの持分はあなたの自由な意思で売却できます。
専門の買取業者は、このような複雑な権利関係にある不動産を買い取り、法的な知識を駆使して他の共有者と交渉し、最終的に不動産全体を再生・流通させることをビジネスとしています。
この方法の最大のメリットは、面倒な交渉ごとから一切解放され、迅速に現金化できる点です。
査定から契約、決済までが非常にスピーディーで、あなたはただ必要書類を準備するだけ。
他の共有者への連絡も、すべて買取業者が代行してくれます。
まさに、時間と精神的な平穏をお金で買う、という考え方に近いかもしれませんね。
| POINT 共有持分の売却は、他の共有者の同意が不要です。 交渉が難しい場合、専門業者への売却は強力な選択肢となります。 精神的なストレスや時間的コストを大幅に削減できるメリットがあります。 まずは無料査定で、自分の持分の価値を知ることから始めましょう。 |
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メリット多数!共有名義の不動産で持分買取を選ぶ理由
◆この章のポイント◆
- 不動産を自由に活用・売却できるようになる
- 共有者間の将来的なトラブルを未然に防げる
- 不動産の資産価値を最大限に活かせる
共有名義という、いわば「足かせ」のある状態から抜け出す持分買取。
この手続きを進めることには、一体どんな良いことがあるのでしょうか。
この章では、共有名義の持分買取を選ぶことで得られる、3つの大きなメリットに焦点を当てて解説します。
単に不動産を現金化する、というだけではありません。
将来にわたる精神的な安寧や、資産価値の向上といった、あなたの人生にとってプラスになる側面がたくさんあるのです。
これらのメリットを知ることで、「面倒だけど、やっぱり行動しよう」という前向きな気持ちが湧いてくるはずです。
不動産を自由に活用・売却できるようになる
これが最大のメリットと言っても過言ではありません。
他の共有者の持分をすべて買い取り、不動産があなたの単独名義になった瞬間、あなたはすべての制約から解放されます。
その不動産を売却するのも、誰かに貸して家賃収入を得るのも、更地にして駐車場にするのも、すべてあなたの自由です。
これまで「あの人が反対するから…」と諦めていた不動産の活用が、一気に現実のものとなります。
逆に、自分の持分を売却した場合も同様です。
あなたはその不動産に関する一切の責任と義務から解放され、売却で得た資金を新しい家の購入資金や、老後の生活費など、本当に使いたいことのために自由に使うことができます。
共有者間の将来的なトラブルを未然に防げる
共有名義の不動産は、今は問題がなくても、将来のトラブルの「火種」を抱えているようなものです。
例えば、共有者の一人が亡くなれば、その持分は相続人に引き継がれます。
会ったこともない甥や姪が新たな共有者となり、話がさらに複雑になる…なんてことは本当によくある話です。
また、共有者の一人がお金に困って借金の担保に持分を入れてしまい、最悪の場合、見知らぬ債権者が共有者として登場するリスクさえあります。
持分買取によって共有関係を解消することは、こうした将来起こりうる、予測不能なトラブルの芽を今のうちに摘んでおく、という危機管理の側面があるのです。
これは、お金には代えがたい精神的な安心感につながります。
不動産の資産価値を最大限に活かせる
実は、「共有持分」という状態のままでは、不動産本来の価値よりもかなり低い評価額でしか取引されません。
考えてみれば当然で、権利が制限されている不動産の一部を欲しがる人は少ないからです。
一般的に、持分のみを売却する場合の価格は、不動産全体の市場価格に持分割合を掛けた金額から、さらに2~5割ほど安くなってしまうと言われています。
しかし、持分買取によって不動産を単独名義にできれば、それは「完全な所有権」を持つ一つの不動産になります。
その結果、市場価格通りの、正当な評価額で売却することが可能になるのです。
つまり、共有状態を解消することは、不動産という資産の価値を眠らせておくのではなく、最大限に引き出して活かすための賢明な資産戦略でもあるのです。
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共有名義の持分買取で注意すべきデメリットとリスク
◆この章のポイント◆
- 買取資金を準備する必要がある
- 他の共有者との関係が悪化する可能性
- 買取価格の算定で揉めるケース
物事には必ず光と影があるように、共有名義の持分買取にも良いことばかりではありません。
行動を起こす前に、そのデメリットやリスクをきちんと理解しておくことは、後悔しないために非常に重要です。
うーん、これはどう説明したらいいか…そうですね、いわば「薬の副作用」を知っておくようなものです。
効果を最大限に引き出し、問題を最小限に抑えるためには、あらかじめ起こりうる事態を想定しておく必要があります。
この章では、特に注意すべき3つのポイントを包み隠さずお伝えします。
これを読むことで、あなたはより慎重に、そして賢明に計画を進めることができるようになるでしょう。
買取資金を準備する必要がある
これは、他の共有者の持分を「買い取る」側になった場合の、最も直接的なデメリットです。
当然ですが、持分を買い取るためには、その対価となるまとまった資金が必要になります。
不動産の価値や持分割合によっては、数百万円から数千万円単位の現金を用意しなければなりません。
自己資金でまかなえない場合は、ローンを組む必要がありますが、共有持分の取得を目的としたローンは一般的な住宅ローンとは異なり、審査が厳しかったり、金利が高かったりする場合があります。
いざ合意、という段階で「お金が用意できませんでした」とならないよう、資金計画は最優先で、かつ慎重に進める必要があります。
他の共有者との関係が悪化する可能性
特に、これまで良好な関係を築いてきた兄弟や親族間で持分買取の話を進める場合、お金の話が絡むことで関係がギクシャクしてしまうリスクは常にあります。
こちらにそのつもりがなくても、相手は「お金で解決しようとしている」「思い出の家を追い出される」といった感情的な反発を覚えるかもしれません。
法的には正しくても、感情的には納得できない、という状況は往々にして起こります。
あ、いや、待てよ。
こっちの視点もありますね。
逆に言えば、この問題を乗り越えることで、関係がよりクリアになる可能性もあります。
いずれにせよ、交渉の進め方や言葉選びには細心の注意を払い、相手の気持ちを尊重する姿勢を忘れないことが、無用な対立を避けるために不可欠です。
買取価格の算定で揉めるケース
「デメリット」であり、同時に「最もよくあるトラブル」と言えるのが、この価格の問題です。
買い手は当然「安く買いたい」と考え、売り手は「高く売りたい」と考えるため、両者の希望額には隔たりが生まれやすいのです。
特に、不動産の価値は見る人や査定する会社によって評価が異なるため、「A社では2000万円と言われた」「いやB社は1500万円だった」といった水掛け論に発展しがちです。
この問題を避けるためには、複数の不動産会社に査定を依頼し、その平均値を取るなど、双方が納得できる客観的な基準を設けることが賢明です。
また、なぜその価格になるのかという「根拠」(路線価、周辺の取引事例など)を明確に示しながら交渉することも、感情的な対立を防ぐ上で非常に有効な手段となります。
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トラブル発生!こんな時の共有名義の持分買取の進め方
◆この章のポイント◆
- 他の共有者が管理費や固定資産税を払わない場合
- 話し合いに応じてもらえない・連絡が取れない場合
- 知らない第三者に持分が売却されてしまった場合
共有名義の不動産では、残念ながら「まさか」と思うようなトラブルが実際に起こります。
お金の滞納、音信不通、そしてある日突然現れる見知らぬ共有者…。
まるでドラマのようですが、これらは決して他人事ではありません。
しかし、パニックになる必要はありません。
それぞれのケースには、法律に基づいた適切な対処法が存在します。
この章では、実際に起こりがちな3つの代表的なトラブルを取り上げ、そんな絶体絶命のピンチに陥ったとき、どのように「共有名義の持分買取」というカードを使って反撃、あるいは状況を打開していけばよいのか、その具体的な戦術を解説します。
あなたの「どうしよう…」を「こうすればいいのか!」に変えるための、実践的な知識です。
他の共有者が管理費や固定資産税を払わない場合
これは本当によくあるトラブルです。
共有者の一人が、自分の持分に応じた固定資産税やマンションの管理費などを支払わないケース。
あなたが立て替え続ければ経済的負担が重くのしかかりますし、放置すれば最終的に不動産が差し押さえられる危険性もあります。
こんな時、実は法律があなたに強力な武器を与えてくれます。
民法254条には、共有者が管理費用などの支払いを1年以内に履行しない場合、他の共有者は「相当の償金を支払って」、その滞納者の持分を取得できると定められています。
これが「共有持分買取請求権」です。
相手の同意は必要なく、一方的な意思表示で強制的に持分を買い取ることが可能なのです。
ただし、手続きには内容証明郵便の送付など法的な手順を踏む必要があるため、弁護士などの専門家に相談しながら進めるのが最も確実です。
話し合いに応じてもらえない・連絡が取れない場合
そもそも交渉のテーブルにすら着いてもらえない、電話にも出ない、手紙も無視…というケースも少なくありません。
相手がどこにいるか分からない「所在不明」の状態も同様です。
このような膠着状態を打開するのが、既にお話しした「共有物分割請求訴訟」です。
相手が裁判に出てこなくても、裁判所はあなたの主張に基づいて判決を下してくれます(公示送達という手続きを使います)。
また、もう一つの有力な選択肢が「専門の買取業者への売却」です。
あなたは連絡の取れない共有者との関係から完全に離脱でき、後の交渉はすべてプロである買取業者が引き受けてくれます。
時間的・精神的なコストを考えれば、非常に合理的な判断と言えるでしょう。
| POINT 連絡が取れない共有者がいる場合、個人での解決は困難を極めます。 共有物分割請求訴訟は法的な最終手段として有効です。 専門の買取業者への売却は、最も早く、確実に問題を終わらせる方法です。 ストレスを抱え込まず、専門家の力を借りることを検討しましょう。 |
知らない第三者に持分が売却されてしまった場合
ある日突然、見知らぬ業者から「この不動産の持分を取得しましたので、ご連絡ください」という手紙が届く…。
これは悪夢のようですが、合法的に起こりうることです。
他の共有者が、あなたに内緒で自分の持分を専門の買取業者などに売却したケースですね。
この新たな共有者(多くは不動産のプロ)は、あなたに対してあなたの持分を買い取らせてほしい、あるいは不動産全体を売却したい、といった交渉を持ちかけてきます。
彼らは交渉が決裂すれば、最終的に共有物分割請求訴訟を起こしてくることがほとんどです。
このような状況になったら、もはや個人で対応するのは非常に困難です。
相手は法律と交渉のプロですから、すぐに弁護士に相談し、相手の提案に応じて持分を売却するのか、あるいは相手の持分を買い取るのか、専門家のアドバイスを受けながら冷静に対応方針を決める必要があります。
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専門業者による共有名義の持分買取という選択肢
◆この章のポイント◆
- 専門の買取業者に依頼するメリットとは?
- 信頼できる買取業者の選び方とポイント
- 買取業者に依頼した場合の流れと期間の目安
これまで見てきたように、共有名義をめぐる問題は、当事者同士での解決が難しいケースが多々あります。
そんな時の「切り札」とも言えるのが、共有持分を専門に扱う買取業者の存在です。
これはハッキリ言って私の好みではないかもしれませんが、時に外科手術的な解決策が必要なこともあるのです。
この章では、なぜ専門業者がこれほどまでに有効な選択肢なのか、その具体的なメリットに迫ります。
また、数ある業者の中から、本当に信頼できるパートナーをどう見極めればいいのか、その選び方のコツから、実際に依頼した場合の具体的な流れまで、あなたが行動を起こすために必要な実践的情報をお届けします。
専門の買取業者に依頼するメリットとは?
最大のメリットは、「早さ」と「手間のなさ」に尽きます。
あなたがやるべきことは、業者に査定を依頼し、提示された金額に納得すれば契約を結ぶだけ。
他の共有者との面倒で精神的に消耗する交渉は、すべて業者が引き受けてくれます。
また、一般の不動産会社では買い手が見つかりにくい「持分のみ」という特殊な物件を、確実に現金化できるのも大きな利点です。
さらに、契約不適合責任(昔でいう瑕疵担保責任)が免除されるケースがほとんどなので、売却後に物件の欠陥が見つかってもあなたが責任を問われることはありません。
まさに、共有関係の悩みから「早く、楽に、安全に」抜け出すための最適なソリューションと言えるでしょう。
信頼できる買取業者の選び方とポイント
では、どんな業者を選べば良いのでしょうか。
まず最も重要なのが、共有持分の買取実績が豊富かどうかです。
公式サイトに具体的な買取事例が多数掲載されているかを確認しましょう。
次に、査定を依頼した際の対応です。
あなたの不安や疑問に親身に耳を傾け、買取価格の根拠を明確に説明してくれる業者は信頼できます。
逆に、メリットばかりを強調したり、契約を急かしたりするような業者は要注意です。
また、弁護士や司法書士といった専門家と提携しているかどうかも、複雑な案件をスムーズに進める能力があるかを見極める良い指標になります。
最低でも2~3社に査定を依頼し、提示価格だけでなく、担当者の対応や説明の分かりやすさを比較検討すること(相見積もり)を強くお勧めします。
買取業者に依頼した場合の流れと期間の目安
専門業者に依頼した場合、驚くほどスピーディーに話が進みます。
一般的な流れは以下の通りです。
- 無料相談・査定依頼:電話やウェブサイトから、物件の情報などを伝えて査定を依頼します。
- 査定結果の提示:通常、数日以内に買取価格が提示されます。
- 売買契約の締結:価格や条件に納得すれば、売買契約を結びます。
- 代金の決済・持分移転登記:契約から1週間~1ヶ月程度で、代金が支払われると同時に、司法書士が持分移転の手続きを行います。
早ければ相談から1週間程度で全ての手続きが完了し、現金化することも可能です。
共有者との交渉や裁判にかかる時間と労力を考えれば、その迅速さは圧倒的です。
あなたが一日でも早く、共有名義のストレスから解放されたいと願うなら、これほど心強い味方はいないでしょう。
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共有名義の持分買取に関するよくある質問
◆この章のポイント◆
- 買取価格の相場はどうやって決まる?
- 持分買取にかかる税金や費用は?
- 住宅ローンが残っていても持分買取はできる?
さて、ここまで読み進めていただいたことで、共有名義の持分買取についての全体像はかなりクリアになったかと思います。
しかし、いざ自分が行動するとなると、もう少し細かい、具体的な疑問が浮かんできますよね。
「で、結局いくらになるの?」とか「税金は大丈夫?」といった、お金にまつわるシビアな問題です。
この最終章では、そんな皆さんが最後の一歩を踏み出す前に、どうしても気になってしまうであろう「よくある質問」トップ3にお答えします。
ここでの知識は、あなたがより有利な条件で話を進めたり、予期せぬ出費に慌てたりしないための「お守り」のようなもの。
最後までしっかり確認して、万全の態勢で問題解決に臨みましょう。
買取価格の相場はどうやって決まる?
買取価格の基本的な計算式は「不動産全体の市場価格 × あなたの持分割合」となります。
例えば、市場価格3,000万円の不動産で、あなたが2分の1の持分を持っていれば、基準は1,500万円です。
ただし、これはあくまで理論値。
共有者同士で売買する場合は、この価格に近い金額で取引されることが多いです。
一方、専門の買取業者に売却する場合は、業者が将来の交渉リスクや再販までにかかるコストを織り込むため、市場価格×持分割合の6~8割程度になるのが一般的です。
価格が下がることをデメリットと感じるかもしれませんが、交渉の手間や時間を考えれば、十分に合理的な選択と言える場合も多いのです。
持分買取にかかる税金や費用は?
持分を売却して利益(譲渡所得)が出た場合、その利益に対して所得税と住民税がかかります。
税率は不動産の所有期間によって異なり、5年を超えていれば約20%、5年以下だと約39%と高くなります。
また、売買契約書に貼る印紙税も必要です。
一方、持分を「買い取った」側には、不動産取得税と、所有権移転登記のための登録免許税がかかります。
さらに、一連の手続きを司法書士に依頼すれば、その報酬も必要になります。
売る側にも買う側にも、それぞれ税金や費用が発生するということを覚えておきましょう。
ただし、相続した不動産など、条件によっては税金の特例が使える場合もあるので、税理士などの専門家に相談することをお勧めします。
住宅ローンが残っていても持分買取はできる?
結論から言うと、可能ですが、手続きが複雑になります。
なぜなら、ローンが残っている不動産には、通常、金融機関の「抵当権」が設定されているからです。
持分を売買するには、この抵当権を設定している金融機関の承諾が原則として必要になります。
一般的な流れとしては、持分の売却代金を使ってローンを完済し、抵当権を抹消したうえで持分を移転させる、という形になります。
もし売却代金だけではローンを完済できない場合(オーバーローン状態)は、別途資金を用意する必要があります。
まずは金融機関に相談し、どのような手続きが必要かを確認することが、このケースの第一歩となります。
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まとめ:共有名義の持分買取は専門家への相談が解決の鍵
本日のまとめ
- 共有名義は一つの不動産を複数人で所有している状態
- 共有持分とは各所有者が持つ権利の割合のこと
- 不動産全体の売却には共有者全員の同意が必要
- 自分の持分だけの売却なら他の共有者の同意は不要
- 持分買取の方法は主に「任意交渉」「訴訟」「業者売却」の3つ
- 任意交渉は最も穏便だが関係性が良好な場合に限られる
- 共有物分割請求訴訟は法的に共有状態を解消する最終手段
- 専門業者への売却は最も早く確実に問題を解決できる
- 持分買取で不動産を自由に活用・売却できるようになる
- 共有関係の解消は将来の相続トラブルなどを防ぐ効果もある
- 買取には資金準備や関係悪化のリスクも伴う
- 管理費滞納者からは強制的に持分を買い取れる制度がある
- 連絡が取れない相手には訴訟か業者売却が有効
- 信頼できる業者は買取実績と説明の丁寧さで見極める
- 最終的には理屈だけでなく専門家への相談が最も重要
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
田舎の家が売れない!と放置は危険|売却のコツと最終手段を全解説
狭い土地が売れないのはなぜ?売却・活用完全ガイド
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
参考サイト
共有持分の買取請求とは?条件や流れ、請求された際の対処法も解説 | イエコン
共有持分のおすすめ買取業者11選|高く売るための交渉術もご紹介 – AlbaLink(アルバリンク)
共有持分の売却相場を徹底解説!実際の買取事例や査定ポイントも紹介
共有持分の買取は可能!買取請求の流れ・共有状態の解消方法を解説 | 訳あり物件買取プロ
共有名義・共有持分の不動産は売却できない?家・土地の売却方法やトラブルへの対処法などを解説


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